「革命のファンファーレ」のマーケティング論(1)

西野さんの「革命のファンファーレ」は面白い。実際に行っているテストマーケティングの結果報告書みたいな内容なので、詳細は本書を読んでいただけたらいいのだが、中には書いていない話を少し私なりの視点から書いてみたいと思う。

(1)市場の変化:マスからクラスターへ
2000年前後に市場が大きく変化している。それはマスからクラスターへ、と総括できるものだ。原因はインターネットの普及。それまで人々の情報ソースはテレビや新聞といったマスメディアに限定されていたため、多くの人の価値観もほとんど同じで、マスという市場が存在していた。しかし、インターネットの普及により、人々が多様な価値観に触れるようになり、市場が変化してきた。多様な価値観のひとつひとつに小さな市場が形成され、それが集まってクラスター=ブドウの房のような市場が形成されたのだ。

クラスターマーケットにとってSNSは最適なツールである。マスの広告が効かなくなったのはテレビ離れ、新聞離れが主要因ではなく、ユーザーの価値観の多様化が真因だとも思う。ビフォーインターネットでは、40代サラリーマンとか30代主婦といったマーケティング定義が意味をなしていたが、アフターインターネットでは意味をなさなくなった。

だから西野さんの戦略が、TVのひな壇をやめてユーザーと直に接する舞台にフォーカスし、コミュニティにフォーカスする戦略は時代とマッチしていたといえる。AKBの握手会なども同じような話だと思う。またオンラインサロンを注目する人が多いのも、そういう背景だと思う。(実際に成功しているサロンは極めて少なくはあるが)

コミュニティの形成はクラスターの明確化という意味を持つ。クラスターが明確になると、炎上商法はデメリットよりメリットに変わる。そのコミュニティの外に敵ができると、コミュニティ内が結束するからである。

そう考えると、意図しているかどうかは別として西野さんがやっている戦略は、変化している市場に最適な戦略といえる。

「革命のファンファーレ」
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