「革命のファンファーレ」のマーケティング論(2)

(2)マネタライズについて
「革命のファンファーレ」にはマネタライズのポイントをずらすとして、先に利益をあたえて後から利益を得る「無料公開」の話が出ている。こういう発想は以前からもあったもので、たとえば、コピー機を1円でいれてメンテナンス費で儲けるのもそのバリエーションのひとつである。

以前、ワープロの商品企画をしていたが、インクリボンのビジネスは、額は大きくなかったものの利益率は高かった。一度、ワープロ本体を購入するとインクは買わざるをえないものだ。

しかし、「革命のファンファーレ」の本に暗示はされていても明確に書かれていない話がある。それは実際に使う人=利益者とお金を払う人の関係が曖昧になってきていることだ。この話も、ビフォーインターネットとアフターインターネットで大きく変わってきている。というか、このテーマこそが今後のビジネスの大きなポイントだと私は考えている。

多くの人は対価交換の概念に縛られているが、実は利益者と支払者が違うケースは多い。「革命のファンファーレ」には、絵本の話として出ている。絵本は子供が利益者で親が支払者である。支払者にはタダで全部みせた方が、子供のために買ってくれる、という話である。これは、先に無料で公開するとは少し違うニュアンスが入る。テレビもそうである。利益者は視聴者であり、支払者はスポンサーである。広告宣伝ビジネスは基本的にこのパターンである。

マスメディアもそうだが、インターネットも含めてメディア関係全般が対価交換が分かり難い。対価交換が分からないものは、現時点、寄付とか広告宣伝のビジネスモデルになる。インターネットの出現からその傾向が特に強くなった。ウィキペディアなどは良い例である。

なぜ、これが今後のビジネスの最大のポイントかというと、インターネット以外にも重要なテーマがあるからで、わかりやすい例がソーシャルビジネスである。社会のために行うビジネスは利益者と支払者が一致せずうまくいかないことが多い。

大気を綺麗にする技術ができたとしても、現時点ではあまり使われないだろう。なぜなら、だれもお金をださないからである。みんなの利益になることに個人でお金を出す人は少ない。寄付文化が根付いている欧米は少し違うが。

少し違う例では薬も同じである。薬を使わずに多くの人を健康にする方法が見つかったとしよう。しかし、製薬会社や医療機関は収入源につながるので基本的にそのような方法は普及しない。これは利益者と支払者は一致するが、提供者の利益と、利益者=支払者の利益が一致しないケースである。

インターネットの普及やソーシャルビジネスの必要性から、今後、利益者と支払者が一致しなかったり、提供者との利害関係が異なったりしてくるケースが多くなると思われる。現時点では寄付モデルと広告モデルしかビジネスモデルが存在しないが、様々なパターンが出てくるだろう。

そして一番大切なポイントは、無意識的に縛られている「対価交換」という無意識の縛りを解くことだと思う。

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